2023 峰麓舎だより vol.1 「”麦の色々”体験」
- Ryo Ichihara
- 2023年11月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年2月7日
2023.11.20
Photo:Junichiro Morinaga
Text: Kayo Arita
11月初旬に峰麓舎で行われたのは、小麦を使ってパンをつくる体験。
はじめに峰麓舎の市原さんからこどもたちへと、小麦についてのお話がありました。

「普段から食べ物として身近なはずの麦ですが、意外と麦について知らずに口にしています。
改めて知識として整理したうえで、小麦や大麦に向き合って実際にパンにしたり麦茶にしてみたりすることで、農作物としての麦がどういう過程を経て食卓に届いているのかを体験してほしいと思っています。」
と、市原さん。
確かにパンやケーキ、麦茶にビールなど麦小麦をつかった製品は身近にあふれていますが
麦小麦からどのように形をかえていったのかは、全く未知の世界ですよね。

お話を伺った後は、さっそく小麦とふれあいます。まずは小麦をこねて成形したあとは竹串をつかってパン生地を巻き付ける作業。

慣れない作業に苦戦するこどももいましたが、みんなで協力してなんとか完成。

それと同時に火をおこします。
オール電化の家に住んでいるこどもたちは、火起こしに興味しんしん。
マッチを使って、炭火をつけます。
炭火の熱源でみんなで麦茶をつくるのですが、家で飲む麦茶とは全然違う!とこどもたちには大好評でした。

火おこしが落ち着いたら石うすの登場です。市原さんの指導のもと、こちらの石うすを使って小麦粉の粉ひきに挑戦します。
粉ひきの後は自分たちでおこした炭火をつかって、パンを焼く作業に。
なんともいえない小麦のいい香りがたちこめて、いつの間にかお腹もぺこぺこです。

パンを美味しく焼き上げた後は、峰麓舎の炭火で焼いたお野菜も一緒に食べて、楽しいお昼となりました。
美しい山々に囲まれた峰麓舎での体験に、こどもたちはすっかり自然な笑顔。
「またきまーす!」と元気な挨拶を残して、足取りも軽く帰途へとつきました。
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